今回は映画について。映画好きとはいえない服好きが装いの参考にした映画をご紹介します。絞って5選。プラスαでいくつかご紹介します。映画好きじゃない方は是非ご覧ください。
皆さんは映画がお好きですか?
斉藤さん。は好きだけどあまり見ない、一般的に映画好きとは言えないでしょう。
映画好きって1ヶ月に何本も見たりするじゃないですか。
とてもとても映画好きなんて言えない。
それはそれとして勧められたら結構見ます。
赤峰先生にも多くの映画をおすすめされてそれなりに見てきました。
クラシック映画から装いってめちゃくちゃ学べる。色あせない。
今回はクラシック映画に限らず装いが学べる映画をご紹介。
あっ、映画として面白いかは別の話しです(笑)
マイ・インターン
大好きな映画。
2015年の映画なので気が付けばだいぶ前の映画ですよね。
老齢のロバート・デニーロが若いアン・ハサウェイを友人として導くようなストーリーなのですが、ロバート・デニーロがカッコいい。
アメトラとはこういうことだ、っていうことを教えてくれます。
赤峰先生が「欧米の男性は家に帰ったからといってネクタイを外すというようなことはしない」と仰ってました。
この映画でロバート・デニーロがまさにそれをやるんですよ。ネクタイを締めたまま料理をするシーンがあって「こういうことか」って思いました。
名言も多いんですよ。
「クラシックは不滅だ。」
「必需品だ。知らないのは罪だぞ。ハンカチは貸すためにある。女性が泣いた時のため、紳士の嗜みだ。」
華麗なるギャツビー
ディカプリオではなく、1974年のロバート・レッドフォードの映画。
映画として面白いとは全く思いませんでした。
男女の色恋とか不倫とかとってもどうでも良いお話し。
ただ装いの参考になります。
1920年代のアメリカが舞台ということで、アメトラって感じではないんですよ。
ブリティッシュスタイルの雰囲気。
季節は夏なんですが汗をかきながらスーツを着こなすんです。
スリーピースでの着こなしも多いし、夏でもスーツを着てネクタイを締めるのが基本だった時代の話し。あくまで上流階級の話しですが。
トラウザーズの太さやディンプルの作り方、参考になるところが多々あります。
太陽がいっぱい。
1960年のサスペンス映画。
昔のサスペンス映画ということで現代では通じないやり方ですが、それはそれで面白いと思いました。斉藤さん。は結構好きな映画。
主役のアラン・ドロン、大富豪の息子モーリス・ロネはアメリカ人で、イタリアで遊び惚けているという設定。このせいかどこからアメリカっぽさが出ているんですよね。
例えばアラン・ドロンが、こっそりモーリス・ロネのジャケットとかネクタイを着用するシーンがあるのですが、このデザインがアメリカっぽかったり。
装いを含めて随所にアメリカっぽさを感じました。
開襟シャツの着こなしもそうですが、夏のスタイルやマリンスタイルを学べます。
トラウザーズのクリースがビシッと入っていたり、細かいところが本当に参考になります。
ゴッドファーザー
1,2は不朽の名作。
一番好きな映画は?と聞かれたらとりあえずゴッドファーザーと答えればいい。
斉藤さん。も一番好きな映画。
装いがこれほどカッコいい映画ってちょっと思いつかない。
パート1が1940年代半ば〜50年代前半、パート2はアル・パチーノの方が1950年代後半、ロバート・デニーロの方が1910年代〜20年代の話になります。
とにかく前編にわたってカッコいいのですが、わかりやすいところでスリーピースの着こなしのカッコよさや、ブレイシーズを使ったカッコよさがあります。
わかりにくいところではシャツの襟の長さと、ネクタイのディンプルのバランスとか。
細かいところだけを見ていっても楽しめる映画です。
ただ最近はあまり見ていません。どうも年をとってドンパチとか人が死ぬ話しが億劫になりました。手が伸びないというか。
本当は写真集が欲しいのですが高すぎて買えません。
キングスマン
当ブログをご覧の皆様であれば斉藤さん。がキングスマンに影響を受けているのをご存じの方もいるでしょう。
影響を受けたといっても、映画のワンシーンを見て「こんなスーツが欲しい!」と思って探した結果、リングヂャケットに行きついたわけですが。
つまりこの映画に出会わなかったらAkamineRoyalLineやCOLにも出会えなかったかもしれません。
そのシーンがこちらのパブのシーン。
コリンファースがドアを閉める姿に注目して欲しいのですが、腕をあれだけ上げても後ろ姿が美しいままなんですよ。これに憧れました。
全編カッコいいですよ。100%ブリティッシュスタイルですが、ダブルのスーツの装い、ボータイ、ポケットチーフの挿し方、髪型、等々。
全てのシーンで計算された装いをしていると感じましたね。
キングスマンはドンパチだし人が死ぬんですが、そこは上手くコミカルな演出にしているのでグロさがないんですよ。だから見やすい。
【プラスα】ショーシャンクの空に
こちらも名作と名高い作品。
残念ながら斉藤さん。は好きではありません。
それはそれとしてだいたい囚人なので装いの点から見ても微妙‥かとおもいきや!
最後の最後。
モーガン・フリーマンが出所した後の装いがカッコいいんですよ。
ブラウンのパナマ帽にブラウンのスーツ、白シャツにブラウンの入ったレップタイを締めた姿がカッコいい。
ディンプルを小さくしているのも似合っていて良いんですが、それを着崩した姿もまたカッコいい。
記憶が曖昧ですが、とりあえず最後のモーガン・フリーマンだけは本当にカッコ良かったと思うのでそこだけでも是非ご覧ください。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は服好きが装いの参考にした映画をご紹介しました。
他にもあります。例えば『雨に唄えば』とか『スティング』『炎のランナー』、いずれもとても参考になります。
ただ全部紹介すると長くなりすぎるんですよ。すでに長い。
いずれも有名な映画ばかりで今更かよって感じかもしれませんが、細かいところを見ると‥というか細かいところだけを見ると面白いかは別として参考になります。
これも服好きならではの楽しみ方だと思うのですがいかがでしょうか。
いずれこの記事を更新して8選とか10選とかにするかもしれません。
しばらくはありませんが(笑)
今回は以上です。ありがとうございました。