レビューした後、数年してどう評価が変化するのか?再評価シリーズはそういう内容となっております。10段階評価でズバリ評価しますので是非ご覧ください。
2017年9月にレビューしたベルルッティのラウンドジップ財布。
当時すでに3年以上使いこんでいたので今では8年くらい使用したことになります。
当時のレビューはこちら。
世界一美しい?Berlutiのラウンドジップ財布レビュー。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
こちらは自分で補色した記事。
パティーヌされたベルルッティの財布を自分で補色した。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
この記事も定期的にご覧になる方が多い記事で、価格的においそれと購入でいないこともあると思いますがベルルッティの人気が感じられます。
やはり情報が欲しいのだと思います。
それでは長期間使い込んだ結果の評価をご覧ください。
ベルルッティのラウンドジップ財布を再レビュー!
ベルルッティといえば革靴で世界最高峰のブランドですよね。
ジョンロブかベルルッティか。
今ではトータルブランド化して服も作っているブランドですが、やはりメインは「ヴェネツィア・レザー」を使った革製品でしょう。
ヴェネツィア・レザー。
謎が多い革ですが、柔らかくしなやかな革でありながら型崩れもしない。
触り心地はサラッとしていますね。
メンテナンスをしているとはいえ、耐久性が低そうな革でありながら長期間の使用に耐えるのは正直意外ですらあります。
そしてベルルッティといえば「パティーヌ」と「カリグラフィ」です。
革を1枚のキャンパスに見立てて様々な色を重ねていくことで深い奥行きと美しさを出す「パティーヌ」は美しい工芸品のようです。
全て手作業で行われるため同じ個体は1つとしてありません。同じカラーであっても濃淡によって全然違う雰囲気となります。
実際に斉藤さん。は同じブラックを5つほど見させていただいて選びました。
そして謎の文字「カリグラフィ」。
古代フランス王室の手紙に書かれていた文字を使用しているとのことですが、意味は未だにわかっていないと聞きました。
その文字を革全体に焼き付けているのが独特の味となっています。
10段階評価で何点なのか?
ベルルッティのラウンドジップ財布を購入して8年以上。
メンテナンスをしつつ、自分で補色もして使い込んできました。
その上で評価は‥
10段階評価で7点です。
唯一無の魅力がある財布。
このデザインに惹かれたらベルルッティを手にするしかありません。
クオリティはとても高いです。素晴らしい。
一方で考えて欲しいことが2点あります。
- サイズ感
- 価格
正直ラウンドジップ財布だけあって大きいです。
ジャケットの内ポケットに収めるのはだいぶ苦しいので、素で持つかバッグに入れて持つことになります。最近ではカードやIC決済が主流となり、財布の役割はだいぶ変化してきたように思います。
例えば長財布であれば細くジャケットの内ポケットに入れることが出来るでしょう。
小銭があまり発生しないのであれば長財布+小銭入れにして、基本的には長財布だけ持ち歩くということも可能ですよね。
そして価格。
とてもクオリティが高い財布ですが高額すぎます。
この価格に見合うものか?と言われればNoと言わざる得ません。
正直、財布というカテゴリにおいては高品質なものであっても5~6万円程度が妥当な価格なのではないかと。
つまり5~6万相当のものにデザイン+ブランド料でベルルッティ価格となるわけですが、この価格に納得が行くかどうかですね。
なんか否定しているように見えるかもしれませんがそんなことはありません。
それは得点にも表れていると思います。
欠点というか注意点をご覧になってそれでも欲しいと思うか。唯一無二のデザインで欲しいと思ったらベルルッティで買うしかない逸品です。
後悔しないように検討してください。
中はこんな感じ。
このモデルは現行品にはないと思います。
だいぶ古いですからね。
カードは全部で7枚入れることができます。
ただカードの厚みもあるので7枚入れるのは苦しいかと思います。
それでも十分かな。
クレジットカード×2、キャッシュカード×2、免許証の計5枚を入れています。
お札をいれる箇所も2か所ありますし、カード入れの裏にも収納があるので収納力は非常に高い財布だと思います。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は「再評価シリーズ」で、ベルルッティのラウンドジップ財布を再評価しました。
いつも通り忖度のない10段階評価でした。
毎回書きますが、これはあくまで斉藤さん。の評価ですのでそこは誤解しないでくださいね。
今後も数年前に紹介したアイテムを定期的に再評価していきますのでお楽しみに。
正直、近年のベルルッティは価格を上げ過ぎて完全に富裕層向けになってしまいましたよね。これに思うところはありますが、唯一無二の魅力があるのは素直に凄いと思っています。
どれだけ問題があっても人を引き付ける魅力があるというのは、それだけで全ての問題に勝ると思います。
今回は以上です。ありがとうございました。