今回は一生モノを探すブログが一生モノについて考えます。一生モノという言葉に懐疑的な人もいると思いますが、当ブログが考える一生モノとは?
ファッション業界は胡散臭い。
これは服が好きな人であればある程度納得できると思います。雑誌もそうだしインフルエンサーもそう。ショップ店員だってそうだと思います。
だからこそ雑誌の規格である「一生モノ」というキーワードも胡散臭い。
この感覚は正しいと思います。
それでも「一生モノ」はありえるというのが当ブログの考え方。今回は当ブログにおける一生モノについて述べたいと思います。
一生モノとは何なのか?
一生モノ = 一生使えるもの
この考えは間違っていないと思います。
ただこれには頭に「普通に使って」というのがあると思います。異常な使い方、ノーメンテで一生モノなんてありえません。
例えばスーツでいえば毎日着用したらどんなものでもダメになると思います。それはスーツというアイテムが毎日着ることを想定していないから。
革鞄や革靴だって同じことが言えます。毎日同じものを使う、ノーメンテで使ったらそれはダメになります。時計だって機械式、クオーツに関わらずメンテナンスが必要。
つまり毎日使ったり、ノーメンテで一生使うというのはありえないということ。
これは大前提だと思います。
衣類で一生モノはありえるのか?
革に比べて一生モノの印象が薄い衣類。
一生モノの定義にもよりますが、週に1回程度の着用なら余裕で一生着られるようなスーツはあります。実際に所有しているものを例にしたいと思います。
まずはハリスツイードのスーツ。
生地がダメになることはまずないでしょう。確実に寿命が先に尽きるであろう堅牢な生地。問題はトラウザーズの膝が出る可能性があるということですが、これは着方によるので何とも言えません。
このスーツに触ってもらえばすぐに理解いただけると思います。この生地でコートを作ったって一生モノになるでしょう。そういう生地です。
フォックスブラザーズのフランネル。
これは現行のフォックスブラザーズにはない生地で、すでに20年ほど経っています。これはSALTOの檀氏が「100年着られる」と断言したスーツ。
フォックスブラザーズは今のフランネルも素晴らしいので一生着られると思います。もちろん着用頻度にもよりますが。
コートだってどう考えても寿命が先に来るものがあります。
このグレンオーバーのダッフルコートなんてこれから一生着てようやく着頃にあるであろう一着です。すでに30年以上前のコートですが全然まだまだ新品感が拭えない。
斉藤さん。が一生着てようやくといったところでしょうか。孫の代に良い感じになるんじゃないかと思います。
衣類だから一生着られないなんてことはありません。モノによります。
耐久性が低いものあればそうでないものもあります。
当ブログにおける一生モノとは?
一生手放さないもの。
これが当ブログにおける一生モノになります。
例外的に老齢になったころに孫に譲るとか、子供に譲る可能性はあります。ただ売ったり捨てたりといった処分することはない。
年を取ると体型が変わるのが問題になりますが、何となくこれ以上は変わらないんじゃないかと思っています。たぶんですが。
だからこそ若いうちに一生モノというのは難しいでしょう。靴ならともかく衣類はどうしたって難しい。たまに筋トレしてる人がいますが余計に難しいと思います。筋トレしなくても同じ体型の維持は難しいのに筋肉をつけてたら尚更でしょう。
足のサイズと異なり体型はどうしても変わりがちなので難しいですね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回は「一生モノ」について当ブログの考えを述べてみました。
あくまで斉藤さん。の考えなので、人によって一生モノの定義は異なると思います。皆様にとって一生モノとはどんなものでしょうか。
一口に衣類といっても全然違います。ツイードなんてダメにする方が難しいかもしれません。白洲次郎がツイードについて「3年くらい軒下に干したり雨ざらしにして、くたびれた頃着る」と言っています。
逆にイタリアにありがちな光沢のある上品な生地だと一生は無理です。普通の着用頻度なら10年着るのは無理でしょう。5、6年くらいだと思います。
この記事をご覧の皆様が皆様にとっての一生モノに出会えることを願っております。
今回は以上です。ありがとうございました。