
皆さんはPITTI UOMO(ピッティウォモ)をご存じでしょうか。服好きであれば一度は聞いたことがあるかも。今回はそんなピッティに行きたいか?というお話し。
イタリア・フィレンツェで開催される世界最大のメンズファッション展示会「Pitti Uomo」。
ファッション好きなら一度は憧れる場所かもしれません。華やかなスナップや世界中のブランドが集まる様子を見れば、心が躍ることもあるでしょう。まぁわかりやすく例えると「お祭り」だと思ってください。
でもふと立ち止まって考えると、果たして「行くこと」は何かにつながるのでしょうか。何かしらの学びになるのでしょうか。今回はその問いを掘り下げてみます。
切っ掛けは一冊の雑誌。

数年前に読んだアエラスタイルマガジンに「ピッティはどこへ行く?」という記事がありました。読みながらふと「俺は本当にピッティに行きたいのか?」と考えさせられました。
それは「行きたい」「行きたくない」の2択なら「行きたい」と思います。ただピッティを目的に行くのか?と聞かれたらそこまでではありません。旅行のついで、そんな感覚でなら「行きたい」と思います。
Pitti(ピッティ)に行きたいか?

ずっと行ってみたいと思っていました。
旅行がてら、勉強がてら‥理由を考えるのは簡単ですが、「行きたい」というのは感情なので理由なんていらないですよね。理性で考えれば「勉強ってお前何の勉強だよ」と。ただ趣味でブログやってるやつが?って話しになってしまいます。
数年前に赤峰先生と「ミラノウニカ」に行く機会をいただきました。その後に写真のようにフィレンツェにも足を延ばしてきました。そこで見てきたものは、ピッティのイメージと全く合いません。
ピッティのスナップで見るような人は1人もいませんでした。少なくともフィレンツェの文化にはない、やはり「お祭り」としての側面が強いのでしょう。
お祭りはお祭りで良いのですが、わざわざ見に行くほどの何かがあるのか。服飾というのは文化です。文化を知りたいのか、それともお祭りを味わいたいのか。
これは人によって違うと思いますが、斉藤さん。は文化を知りたいと思いますね。もちろんお祭りを否定する気はありません。
服飾文化はガラパゴス化してもいいのでは?

ガラパゴス化って世界標準からかけ離れていることを揶揄する言葉だと思いますが、服ってそもそもそういうものではないでしょうか。
和服は日本が誇る文化ですが、これはガラパゴス化したから生まれたものでしょう。
その国の気候、風土と住む人によって特徴が生まれるのが文化。
日本人って食べ物についてはプライドを持っているというか、イタリアンとかフレンチに日本食が負けていると思ってないと思うんですよ。一方で服やファッションについては海外ブランドをありがたがるのは何故なのでしょうか。
そういう売り方を長年してきたファッション業界の責任の一端があるのかもしれません。
話しは脱線しますが日本のウイスキーは世界一になりました。
ゼロからウイスキー造りをはじめたとき、スコットランドに勉強に行く竹鶴政孝氏は洋服を着て行きました。つまり洋服の文化はすでにあったわけです。そして後発でゼロからはじめたウイスキーは世界一になった。
もちろん勉強と研鑽の歴史があって世界一なれたのだと思います。竹鶴政孝氏は洋服を着てウイスキー作りをしましたが、日本の洋服の文化は進歩しているのでしょうか?
日本に住む、日本人による、日本の洋服文化が育まれて、いつかイギリス、アメリカ、イタリアに並ぶところを見たいですね。ウイスキーのように。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はピッティに行きたいかというテーマを掘り下げて考えてみました。正直イタリア人がカッコいいとか、イギリス人がカッコいいとは思ってません。イタリア人にも、イギリス人にもカッコいい人がいる。それは日本にも。
ピッティが開催されるフィレンツェは素晴らしい場所でした。街そのものの美しさもあるし、食べ物も美味しい。いつかまた是非行きたい場所。
しかしピッティの時期にわざわざ行って高額なホテルや混雑を味わいたいとは思いません。もちろん個人の考えであり、行きたい人の憧れを否定するものではありません。
だいぶ前になりますがあるYouTubeの動画で日本人が「どうしたらイタリア人みたいにカッコよくなれますか?」なんて聞いてたんですよ。
その回答でイタリア人が言っていたのが「日本人はお米を食べているからダメなんだよ。パスタを食べてうちの靴を履けばいいよ」と言われてその日本人は笑ってました。それ以降その人が嫌いです。
今回は以上です。ありがとうございました。