とうとうやってきました！今夏注文したRING JACKET 206のオーダージャケットが届いたのでレビューしていきます。今回も素晴らしい出来なので是非ご覧ください。今回レビュー、次回は着こなし編となります。
オーダーフェアの過去記事はコチラ。
未読の方は先にコチラをどうぞ。
オーダージャケットの紹介はコチラ！
RING JACKETで最高峰206ラインのオーダージャケットです。とにかくベーシックなネイビーのダブルジャケットです。
特徴は生地が「ザラっとしたカシミヤ」というところですが、パッと見では良さが伝わり難いかもしれませんので細かく見ていきましょう。
神は細部に宿る。
個人的に細かいところまで造りこまれた完璧なジャケットに仕上がったと感じています。
まずこの生地感伝わりますかね？
今までカシミヤ100%のアイテムといえばニット、ストールと所有してきていますが、このジャケットのカシミヤはその全てと違います。上で「ザラっとしたカシミヤ」と表現しましたが、触り心地が悪いということはないです。それでいてフワフワでもなければフワトロでもない。無知な斉藤さん。に新しいカシミヤの顔を見せてくれました。
ボタンはダークブラウンの水牛ボタン。
メタルボタンと悩んだ末に究極のベーシックを目指して水牛ボタンをチョイス。メタルボタンを選んだら究極のブレザーになっていたかもしれません。ただ、やっぱりオンオフでの着用を考えると水牛ボタンで正解だったかなと。
恒例の襟裏はこんな感じ。
なんかこの写真を見て思ったのはこの生地ってコートっぽいぞと。たぶんこの生地でコート作ったら素晴らしいものになりそう。お値段もヤバそうですが。
肩はマニカカミーチャ。
春夏で仕立てたヴィンテージトニックのジャケットよりもシワが深いですね。だからどうということはないのですが、こっちの方がマニカカミーチャって感じはします。
袖口もいつも通り重ね4つボタンの本切羽仕様。
もちろんボタンホールも含めて手縫いです。
カシミヤが柔らかいせいか、トニックのスーツよりもボタンが外しやすいし留めやすい。しかしさすがカシミヤというかこんなに柔らかいジャケットは初めてです。
手縫い感が一番伝わるのがラペルのステッチ。
だいたいラペルのステッチを見れば手縫いかどうかわかります。まぁラペルだけ手縫いというジャケットもあるかもしれませんが。
これはシャツもそうですが、手縫いのアイテムは全体的に柔らかい雰囲気なものが多いですよね。この独特の雰囲気に惹かれるのかもしれません。
ちなみにラペルに隠れて見えにくいですが、胸のポケットはバルカポケットと呼ばれるもので、船底（バルカ）のようなカーブを描くポケットとなっています。
最期にバックショット。
背中あたりにシワが多数入っていますが、これは肩のマニカカミーチャと同じで着用すると美しく見えるようになるので問題はありません。肩もそうですがウールや他の生地のジャケットよりもシワが多く、深く見えますが、これは生地が柔らかいカシミヤのためかもしれません。
オーダーからの納期とお値段は？
7月初旬にオーダーして届いたのが10月初旬となります。なのでだいたい3カ月くらいでしょうか。春夏でスーツをオーダーしたときもだいたいこれくらいだったかと。
次にお値段ですが 367,200円(税込) となっております。こういう値段を紹介しているブログってあんまりないと思いますが、実際に仕立ててみたい人や、興味がある方に少しでも参考となる情報をお伝えしたいので当ブログでは書くようにしています。
お金の話しはやらしい、みたいなイメージがあるので賛否あるかと思いますが、当ブログでは今後もリアルなお値段をお伝えしていきます。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
2018年の秋冬では価格的に最大のアイテム紹介となるかと思います。お値段がアレなことになっちゃっていますが、これは生地よってだいぶ変動します。3つの生地(エスコリアル・カシミヤ・ウール)で悩んで真ん中のカシミヤを選びましたが、ウールの生地だったら206ラインでも20万円台後半だったと記憶しています。
ちなみに余談ですがエスコリアルだと税込で約40万円弱くらいだったかなと。「幻のウール」、「王家の羊」とも言われるエスコリアルですからそりゃお高い。
次回は着こなし編をやります。この秋冬はこの着こなしをしたかった！をお見せしますのでそちらも是非ご覧ください。
今回は以上です。ありがとうございました
