1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

DORSOでオーダーしたスーツをレビュー!

お待たせしました!今回はDORSOでオーダーしたスーツをご紹介します。新進気鋭のブランド「DORSO」のスーツ、実際のところはどうなのでしょうか?是非ご覧ください。

 

 

スーツを取りに行ったのは11月下旬。

その時の模様はこちらの記事で、ニットやジーンズ、ブルゾンなんかを見させていただきました。どれも良かった。

DORSOに伺ったのでいろいろご紹介。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

 

ようやくスーツをご紹介できます。

先に結論を述べてしまいますが‥大満足の仕上がりになりました。上の写真でもただモノじゃない感が伝わるのではないでしょうか。

しかも久しぶりのスリーピース。テンションが上がります。

とにかくご覧ください。

 

 

DORSOでオーダーしたスーツをレビュー!

 

生地は今は亡きTAYLOR & LODGE(テーラー&ロッジ)のLUMB's GOLDEN BALE(ラムズゴールデンベール)です。カラーはご覧の通りミディアムグレー。

生地としては最高です。もちろんカシミヤ等のもっと高額な生地はありますが、個人的に秋冬はフランネルやツイードのような生地感がある方が好きです。

こちらはサキソニーという生地で、フランネルよりも光沢感がある生地となります。

Super180'sや200のような、高番手で光沢がある見るからに上質って感じではありません。でもわかる人にわかれば良いんです。その方が良い。

 

ジャケット

 

襟の雰囲気はこんな感じ。

ゴージラインが直線っぽく見えますが、着用すると良い感じにカーブします。

ラペル幅は9.5㎝くらいです。個人的にシングルのジャケットであればラペル幅は9.5~10㎝くらいが好みです。

 

 

DORSOの特徴の1つがこのダーツ。ジャケットの裾まで大胆にダーツが入っています。

これは好き嫌いが分かれると思いますが、個人的に目立たない範囲であれば結構好き。これがこれ見よがしになると好きではありません。グレー無地のスーツなのであまり目立たないのが良いなと。

袖はもちろん本切羽です。DORSOではオプション料はありませんのでご安心を。

 

 

肩の雰囲気はこんな感じ。

マニカカミーチャにすることも出来ると思います。仮縫いのものや、出来上がったものを拝見すると肩の雰囲気は結構違いました。詳しくは聞いて見て下さい。

特に注文したわけではありませんが、個人的にマニカカミーチャが好きなわけではないので、そこら辺を汲み取ってくれたのではないかと思います。

 

 

裏地はこんな感じ。

「お台場仕立て」ってやつですね。テーラーによってはこれもオプション料を取られます。DORSOではもちろん無料。

 

ジレ(ベスト)

 

とてもベーシックなジレ(ベスト)。

襟なしのとてもシンプルです。

丈が良いんですよ。しっかりとベルトが隠れるくらいの位置になっています。クラシックなスタイルだとやはりこれくらい欲しいですね。

 

 

本当にシンプルでポケットも2つだけ。

斉藤さん。のスタイルとしてはこれくらいで良いんです。あれもこれも頑張ることはやめました。主役はあくまでジャケット。

 

トラウザーズ

 

トラウザーズはワンプリーツのサイドアジャスター。これは斉藤さん。の基本です。

そういえば齋藤力氏とトラウザーズって写真で見るとカッコ良くならないという会話で盛り上がりました。穿いても置いてもカッコよく撮るのが難しい。

 

 

良い色ですね。生地感も最高です。

 

 

裾はダブルの4.5㎝です。まぁだいたいこれくらいです。

4.5㎝~5㎝くらいが良いかなと。

 

 

ブレイシーズ用のボタンが付いています。

これはお願いしたと思います。たまにしかしないんですが、そのタイミングでないと困るんですよね。だからオーダーの時は必ずお願いしています。

 

実際に着用してみた。

 

グレーの良さは照明の具合とか、太陽光の具合によって色味が大きく変わること。

これは明るいのでライトグレーみたいな雰囲気になっていますね。

着用感はさすがですね。とても良い。

 

 

背中も美しいの一言。これが大事。

斉藤さん。の場合、特殊な肩をしているので月皺が出やすいんですよね。既成のスーツだとほぼダメ。パターンオーダーでもダメなことがあります。

この美しい背中の為にオーダーをするといっても過言ではない。

 

 

ジレを着用していても問題なくジャケットのボタンが留められます。

当たり前といえば当たり前ですが、ジレを着用する前提で計算する必要があるので既成だと意外と難しい。

 

仮縫いの是非について。

 

DORSOでは初回に無料で仮縫いが付いてきます。

字が汚いから見せたくないと言われましたが見せます(笑)

赤字のメモがありますが、これが仮縫いからの変更点になります。プロの目から見て、仮縫いからこれだけ変更があったということ。

そう考えると仮縫いはあった方が絶対に良いと思います。

 

体へのフィット率をビスポークが100点だとして、パターンオーダーなので100点は無理です。それは仕方がない。

その上でDORSOであれば仮縫いなしでも90点くらいにはなると思います。ただ、そこからの積み重ねをするために仮縫いはした方が良いかなと。

もちろんその分時間はかかるのですぐに欲しい人は難しいですが。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はDORSOでオーダーしたスーツをレビューしました。

率直に言って最高です。パターンオーダーでこのクオリティかぁ。ここまでのクオリティだとビスポークが必要か悩んでしまいますね。

次回DORSOではビスポークをする予定なので、実際に比較をしてみたいと思います。

 

近いうちに着こなしもやりたいと思います。

グレースーツの着こなしに興味がある方は是非そちらもご覧ください。

 

DORSOのブログでも紹介されました。

www.dorso.jp

 

価格は25万円ほどでした。ただ、TAYLOR & LODGE(テーラー&ロッジ)が破綻して、この生地は時価に近いものです。実は先日伺った際に同じ生地を仕入れに成功したと仰ってましたが、価格は違う可能性がありますので参考程度に。

パターンオーダーとしてはもっと安価なテーラーがありますが、クオリティはとても高いと思いました。日本のパターンオーダーは価格とクオリティはかなり比例すると思います。

本当に良いスーツなので、是非一度試していただきたいですね。

 

今回は以上です。ありがとうございました。