今回は最近ブームとなっている?オーダースーツについてです。当ブログでも麻布テーラーのオーダー記事が圧倒的にアクセスを集めている状況です。そこで今回はスーツをオーダーするにあたっておススメや注意点についてまとめました。
過去のオーダースーツ記事はコチラ。
ちょっと多いのですが、この記事を読んでくださっている方は興味があるかと思うので貼っておきます。麻布テーラーとRING JACKETで今までオーダーしてきました。
2019年は別のところでのオーダーをする予定なのでお楽しみに。
あっ、ZOZOのフルオーダースーツは外しておきます。
麻布テーラー
RING JACKET
オーダーするときの注意点は?
最近というほど最近でもありませんが、低価格でパターン(イージー)オーダーを出来るお店が増えたせいかオーダースーツ業界が活況のようです。
生地を含めて安いものを選ぶと、1着3万円以下でオーダースーツを仕立てることができるとあって若い方も多いようです。
さて、そんなオーダースーツですがやっぱり初めてだと敷居が高く感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はこれさえ読めば注意点がわかっちゃうというまとめ記事です。
斉藤さん。の失敗談も含めてご紹介します。
お店に行く前にスーツのスタイルを選ぼう。
お見せに行く前に検討しているお店のWebページを確認しましょう。パターン(イージー)オーダーをメインとしているお店であればいくつかのスタイルがあると思います。
イタリア的なスタイルなのか、英国的なスタイルなのか。それともお店オリジナルなスタイルなのか。自分の好みにあうシルエットのスーツを選んでおきましょう。
逆に言えば好みじゃなければそこのお店に行っても意味がないです。
シングル?ダブル?スリーピース?
スタイルの次はシングルかダブルを選びましょう。
といっても若い方であればシングルがおススメです。何回もオーダーしてるとか、シングルスーツは一杯持ってるという若者はダブルに挑戦しても面白いと思います。
ただ、仕事によってはちょっと浮くかもしれません。
オッサンはダブルに挑戦するのもいいと思います。
ジレも一緒にオーダーしてスリーピースにするのも良いですよ。個人的にはシングルにはダブルのジレを合わせるのが好きですが、この辺はお好みですね。
ただ、ジレを頼んでスリーピースにするとお値段があがるのでそこは予算と相談してください。
生地は決まってますか?
オーダーしたい生地ば決まってますか?
別に決めておく必要はありません。ただ、バンチと呼ばれる生地見本から選ぶのですが、大量にあるのでノープランだと結構大変です。
もし特にない、ということであれば春夏ならコットン、秋冬ならウールがおススメです。カラーは無地のネイビーかグレー。
無難かもしれませんが、生地が決まっていないということはイメージが固まっていないということだと思うので、失敗のない無難な生地を選んだ方がいいです。
生地見本は小さいため、柄物を含めた特徴的な生地を選ぶと出来上がった時にイメージと違うということがあります。無地でも出来上がってきたときにスーツの濃淡がイメージと違うということがあるくらいです。
最初ということでしたら、ある程度の予算を決めてその範囲で無難な生地を選びましょう。
特徴的な生地を選ぶのはオーダーに慣れてからでも遅くありません。
ディティールはこだわろう。
徹底的に低コストでスーツを作るのであれば無視してください。
ただ、そうでないならばディティールにはこだわることをおススメします。
特にコストをかけるべきなのはボタン。生地を天然繊維(ポリエステル等が入っていない生地)にしたならボタンは水牛を選びましょう。貝も悪くないですが光沢があるので生地を選ぶと思います。
水牛ボタンを選ぶとお値段アップとなりますが、最終的に仕上がった時に明らかに違いが出ます。プラスチックは安っぽいんですよね。
裏地はポリエステルかちょっとお高くなるけどキュプラか。これは個人的にはどちらでもいいかなと。あんまり差がないような気がします。
本切羽、台場仕立てはお好みですね。本切羽は袖口のボタンを外すという遊びが出来るのでやってみたい人はどうぞ。特に春夏はおススメ。
ポケットも選べると思いますが、そこもお好みでいいと思います。
トラウザーズはどうする?
プリーツの数やサイドアジャスターなんかも選べるかもしれません。そこら辺はお好みで問題ないと思いますが、丈はハーフクッション裾はダブル(4㎝くらい)がおススメです。
初めはあまり高くないスーツを作ろう。
オーダースーツを作ろうと思ったときに気張って最初から良い生地で、なんて止めた方がいいです。成功する可能性もありますが、どこかしら失敗する可能性の方が高い。
もちろん着心地は良いものが出来るので『失敗』とはちょっと違うかもしれません。
斉藤さん。の場合、最初にハリスツイードでスーツを仕立てました。生地のチョイスも着心地も良かったのですが、ボタンを水牛にしなかったんです。見本では良い感じのボタンだったんですが、やぱりスーツとしてみるとダメだなと。特にハリスツイードのスーツが重厚感があるせいでやたら軽く見えるのが残念。
リネンのスーツにしても生地見本ではもっと暗いブラウンに見えていたんですが、実際に仕上がってみると思っていたよりも明るいブラウンだったという。
どちらのスーツも麻布テーラーのもので非常に気に入っていますが、ちょっとずつ失敗しています。
その失敗を踏まえてRING JACKEでオーダーするときはベーシックなもので、そしてボタンやディティールにはこだわる‥といってもRING JACKEの場合、ボタンその他諸々込みのお値段でしたが。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はオーダースーツについて経験を踏まえて注意するべきポイントをまとめました。特に初めてオーダーする!という方に読んでいただきたいですね。
ホントに最近オーダースーツが安くなってますから、ツープライススーツとか買うよりはよっぽどおススメです。体に合うスーツというのはそれだけで見栄えしますしね。
再三、書きますが最初は安めのスーツにしておきましょう。大丈夫だと思いますがZOZOのようなスーツが出来上がってきたら目も当てられませんから。
オーダースーツはオーダーするまでの検討期間も楽しい、オーダーしてて楽しい、待ってる期間もの楽しい、出来上がって嬉しい、と素晴らしい娯楽です。
興味がある方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。ありがとうございました。