今回はリングヂャケットのVIPセールで購入した「RING JACKET Napoli(リングヂャケットナポリ)」のシャツをレビューします。9箇所を手縫いで仕立てたシャツ。手縫いならではの味とは？
手縫いのシャツはマシンメイドのシャツよりも着心地がいい。
これは嘘だと思う。
いきなり否定しましたがこれは本心です。今回紹介するシャツ以外に、3枚ほど手縫いのシャツを所有していますが、「着心地」に関してはマシンメイドと差はない。
手縫い、マシンの差ではなく、パターンが自分の体に合っているかが、シャツの着心地で一番重要だと思います。
それでも手縫いのシャツを購入するのは手縫いならではの味があるから。1個1個の差は大きくなくても全体で見ると手縫いシャツって雰囲気があるんですよね。
リングヂャケットナポリのシャツをレビュー！
今回購入したのはラウンドカラーシャツ。
正直、ラウンドカラー感はあんまりありません。どちらかというと、ロングポイントのレギュラーカラーといった雰囲気です。
そして斉藤さん。の大好きなストライプ＆クレリック。
2019年春夏のアイテムなので不人気なのかもしれませんが、このシャツはなかなか他にない魅力に溢れているので細かく見ていきましょう。
襟型
このシャツの最大の特徴がこの襟。
襟の先が丸いので「ラウンド」なんですが、襟の開き具合とか長さとかが素晴らしいんですよ。後ほど着用画像を見ていただきますが、このくらいの開き、襟の長さが一番好きかもしれません。
ネクタイがとても映えるんですよね。
カフ
リングヂャケットナポリといえばこのカフですよね。
台形になっているカフで、手首でキュッと止まるのが特徴です。好き嫌いは分かれそうですが、こういうブランドの特徴はあった方が好きですね。
ボタン
手縫いポイントが2つ。
ボタンの縫い付けと、左にある閂(かんぬき)らしきもの。何の意味なのかはわかりませんが、きっと何かしらの意味はあるのでしょう。
ちなみにボタンは貝ボタンで薄めでした。
ギャザー
マニカカミーチャの袖。
イセ込み量はかなりのものだと思います。この辺はナポリっぽい雰囲気が良く出ていますよね。
ガゼット
現在では飾りとなっている「ガゼット」も手縫い。
本来補強のためにあるガゼットが手縫いって結構謎ですよね。
ボタンホール
こんもりとした手縫いのボタンホール。
個人的には手縫いでもマシンでも気にしないポイントです。
袖付け
ミシンで袖付けして折り返し部分を手縫いのまつり縫い。
これって意味あるんですかね？雰囲気？
ミシンで袖付けしている時点で着心地には影響はないと思います。
前立て
ここも手縫いです。
縫製がいい、悪いではなくて、この甘い感じの縫い方が前提の雰囲気に繋がっていると思います。
肩回り
ここも手縫いですね。
着心地への影響は不明ですが、やっぱりこれも手縫いの雰囲気に繋がっています。手縫いってやっぱり柔らかいんですよね。
サイズ感はコチラ。
175㎝、64㎏、肩幅45㎝くらいの斉藤さん。が購入したのは サイズ39 です。
えっ？ネクタイの小剣が長すぎる？
トラウザーズにインしてもいいのですが、そこは大した問題ではありません。
重要なのは全体の雰囲気と襟。
いかがでしょうか？ネクタイとのバランスが良いと思いませんか？
着こなしはコチラ。
ジャケットを羽織ってみました。
ジャケットとシャツの襟、そしてネクタイのバランスが素晴らしいと思うんですよ。
ストライプシャツって敬遠する方もいますが、ジャケットのボタンを留めるとそんなに派手じゃない。上の写真はダブルだからなおさらですが、シングルでもそんなに主張しないので是非チャレンジしていただきたい。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はリングヂャケットナポリのシャツをレビューしました。
何だかんだで一番着心地の良いシャツがリングヂャケットナポリなんですよ。
手縫い云々ではなくて、パターンが素晴らしいと思う。
問題は価格で、安易に買える価格じゃない(笑)
しかしこの襟いいですね。めっちゃいお気に入り。
この襟の開き具合、長さのシャツをもっと作ってほしいと思いました。
これからセールの時期になりますよね。皆さんに良い出会いがあることを願っています。
今回は以上です。ありがとうございました。
