最近若い方でクラシックスタイルが好きな方が増えているように感じます。感じるだけではなく、当ブログへのアクセス数も増加傾向。これは何故なんでしょうか?
つい先日飲み会の場で。
つい先日の事ですが、大分で良くしていただいた靴職人の方が東京でトランクショーをやるということで、飲み会の場に参加させていただきました。
大分で仲良くさせていただいた方、その他にも有名なテーラーの方やシャツ職人の方、私なんかが居て良いのか?と思わせられる飲み会でした。
そんな飲み会にいた1人の青年が26歳で驚いたわけです。
Kさんという方なのですが、「日本の全ての縫製工場で仕立てられたジャケットを着たい」という目標を掲げられてまして、安いジャケットも高いジャケットも着るんだと。
まず凄いなと。
そして何でそんなことを?ってなりますよね。
当然理由を聞いてみたのですが覚えてないと。
ただ大学生の時にそういう目標を掲げて、それ以来いろいろなジャケットに袖を通してきたとのことでした。
若者の間でクラシックスタイル好きが増えている?
当ブログの読者層の分布はこんな感じ。
一番多いのが25歳~34歳までの方だったりします。
そして驚きなのは18歳~24歳までの方もそれなりにいるということ。
普段から当ブログをご覧の方であればお分かりかと思いますが、世間一般的に若者受けしそうな記事って少ないと思うんですよ。
もともとブログを立ち上げる際に考えたボリュームゾーンは30代~40代でした。
それはそれで間違ってはいないのですが、思っていた以上に若者がご覧になっていると。
まぁもっと驚きなのは女性が33%も見ているところなのですが‥これは一体何をご覧になっているのか。
この辺は女性も見てくれてそうですが‥にしても割合がおかしい。
いや、本当にありがたいことなんですけどね。
ネイビーが色落ち(色褪せ)して赤く変色!さてどうしましょう? - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
なぜ増えているのか考えてみる。
何でだろうと考えてみるに、服が売れない時代になっていることが大きいのかも。
斉藤さん。が若い頃に比べて雑誌が力を持っていないですよね。インターネットの普及に伴って雑誌とか新聞はだいぶ力を落としたと思うんですよ。
趣味もどんどん多様化していく中で雑誌も服が売れなくなった。
そしてユニクロを代表とする安くて質が良い服が増えた。
そうした結果、何が起きたかと言えば2極化が進んだと思うんですよね。
高額な服と、ユニクロのような安価な服。
そして服に投資する人としない人。
服が好きな人、好きじゃない人というのは昔からいましたが、最低ラインの品質が向上したことで、投資する人しない人にわかれたのかなと。
クラシックスタイルが好きな人というのは投資する人でしょう。
もちろんモード服のようなトレンドアイテムに投資する人の方が多いでしょう。
ただ仕事着、オッサンが着るものだったスーツはここに来てイメージが変わってきているのではないでしょうか。つまり時代にマッチしつつあるのではないか?
オーダースーツが身近になり、スーツが仕事着でなくなりつつあるからこそイメージが変わってきているのかなと。
もしそうであればとても良いことですよね。いつか世の中にカッコいい男性が溢れる日が来るのかもしれません。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はクラシックスタイルが好きな若者が増えているのではないか、という内容でした。
斉藤さん。の予想とかもろもろが多分に含まれているので話半分に読んでください。
まだまだ少数派なクラシックスタイル好きですが、未来は意外と明るいのではないかと思っています。もともと斉藤さん。は楽天的なので(笑)
スーツは作業着でもなく、仕事着でもないんですよ。そうなった方が結果的には絶対にいい方向に行くと信じています。
まぁそうなったときに大手紳士服店は本当に居場所を失うことになりそうですが‥。
今回は以上です。ありがとうございました。