今回はコラム的な内容でお送りしたいと思います。先日めだか荘に伺っていろいろなお話しをしたのですが、その中で考えさせられたことがありました。興味がある方はご覧ください。
少し前にこんな記事を書きました。
脱ブランドは幸せか不幸せか? - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
クラシックにおけるブランドの難しさ。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー
ブランドに興味がなくなってしまったという話しなのですが、これは現在進行形で続いています。〇〇のスーツ、○○の鞄、〇〇の時計‥情報が溢れるほほどにありますが、それらに全く興味がない。
自分の主観として美しいかそうじゃないか、良いものかそうじゃないか。
これしかなくなってしまった。
そんな話を赤峰先生にしたんですよ。
今回はそんな話し。
美しさの本質って何だ?
人それぞれに美的感覚があると思いますが、斉藤さん。にとってはそのアイテムに魂が、心がこもっているのか?が大事。正確には魂や心が感じられるのか。
きっとここが自分の美しさの根幹なのだと思います。
例えば神戸COLでスーツをビスポークしましたが、金額的にはリヴェラーノの半額以下、リヴェラーノが日本でトランクショーをやったら3倍の価格になるでしょう。
じゃあ技術的に大きく違いがあるのか?
例えばリヴェラーノにしかない技術があるのかといえばそんなものはありません。
アイテム単体のクオリティはほぼ変わらないでしょう。
それぞれにスタイルがあるのでそこは好みですが、いずれも素晴らしいスーツですし、
職人の魂が感じられるスーツです。
じゃあブランドって何なんだ?
前項で述べた通り、斉藤さん。にとって大事なのはスタイルではなく、そのアイテムに魂がこもっているか。
リヴェラーノのスタイルが大好きだ、という人はリヴェラーノで仕立てるしかありません。似たところで仕立ててもそれはリヴェラーノ”風”ですから。
しかし斉藤さん。は違います。
伝わるかな?ブランドは品質保証の側面はあるし、デザイン的に好きなものもあります。でも絶対ではないんです。
重要なのはそのアイテムに魂がこもっていると感じるか、次にデザインが好きか。
ブランドではないんです。もっと言ってしまえば品質保証だって”人”だと思っているので、この人は信頼できるという人から買いたい。
AkamineRoyalLineは赤峰先生、DORSOは齋藤力氏といった具合です。信頼関係が構築出来たから安心して買えるのです。
そうなるとブランドに何を求めるのかがわからなくなってしまうんですよね。
自分の弱さを指摘される。
赤峰先生にこんな話をしました。
週に5回も6回もブログを更新していると、自分の好き嫌いや考えがまとまってきます。
前項までで書いたこともそう。そしてブログをやっていて、自分が主役でありたいという気持ちが全くない。
お金を儲けたい、有名になりたい、そんな気持ちが全然ないんです。
だから自分の写真をアップしたいとも思っていないし、装いの紹介はしたいけど誰かモデルがいたらいいなって思うんです。
そしたら‥
それは君の弱さかもしれないね。優しすぎる。
優しいことは悪くはないけど、優しさと強さは裏表だからそれだけじゃダメだよ。
ブランドへの考え方も含めてズバッと指摘された気がしました。
自分が優しいとは全く思っていませんが、弱いという点ではきっとそうなんだろうなと。自分ではこれでいいんだ、正しいんだ、そう思っていたように思います。
難しい。紳士への道は平坦ではないようです。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はコラム的な内容でお送りしました。本当はnoteで書こうと思ったのですが、あまりにも考えがまとまっていないとうか、勢いしかなかったのでこちらで書きました。
アンダーステートメントな人間でありたい。
上品な人間でありたい。
しかしその一方で強さが足りないと言われるとそうなのかもしれません。
言われてドキッとしたのでたぶんそうなんでしょう。
久しぶりに衝撃を受けました。大事なことに気づかされた気がします。
もっと自己主張をするべきなのか、収益も考えるべきなのか。
難しい。
今回は以上です。ありがとうございました。