1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

石油ではなく、ウールを着よう?

最近よく見かける「石油ではなく、ウールを着よう」の文字。サステナブルな観点からすれば間違いない。反面、天邪鬼なのでウールじゃなくても良くない?とも思う。

 

 

当ブログで度々取り上げるサステナブル、SDGsというキーワード。

服好きにとっては考えないといけない問題です。ファッション業界は「世界で2番目に汚染を引き起こしている業種」と言われているのですから。

 

そんな中、近年よく見かけるのはこのワード「石油ではなく、ウールを着よう」。

どうやら「ザ・ウールマーク・カンパニー」というブランドの広告のようですが、言ってることは間違っていないようです。

石油ではなく、ウールを着よう | Woolmark

 

今回は改めてウールの良さ、そしてサステナブルについて考えてみます。

 

 

ポリエステル等の再生繊維はダメなのか?

 

はっきり申し上げるとダメです。

 

ポリエステルなんかは再生繊維として「リサイクルポリエステル」とか呼ばれています。環境に配慮しているといえばしている‥新しいポリエステルを生み出さないという意味で。

 

しかし何故ダメかといえば、アクリル、ナイロン、ポリエステルなどの合成繊維でできた衣服は洗濯するだけでマイクロプラスチック繊維が海に流出すると言われているから。残念ながら環境汚染し続けるわけです。

 

そして結局はババ抜きみたいですよね。

ポリエステルをリサイクルしてます、でも購入した人は着なくなったら処分しますよね。リサイクル?海外に大量の服という名のゴミが送られて困っているというニュースには事欠きません。

どこまでいっても問題にしかならないのがポリエステル等の化学繊維。

 

ウールの良さとは。

 

ウールに勝る服地はない‥かも。

いや、確かイタリアでお会いしたルチアーノ・バルベラさんが近しいことを言っていたと思います。

実際、ウールって神の繊維ですよ。もちろんカシミヤやビキューナといった、”一般的に”ウールより高額な繊維はあります。でもそういうことじゃない。

 

まずは取れる量の問題。クオリティの違いはあれど安定して多くのウールを作ることができます。これはとても大事で、例えばカシミヤ山羊を増やした結果、環境破壊に繋がってしまったというニュースがあります。

カシミヤが環境破壊!?カシミヤの闇。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

 

動植物って安易に増やせないんですよ。

ウールってほとんど人類の歴史みたいなところがありますから。環境的な優位性はありますよね。まぁ二酸化炭素の問題はありますが。

 

100%問題がない繊維はない?

 

ウール以外にも天然繊維は沢山ありますよね。

有名どころだとコットン。コットンも農薬の問題とかありますからね。もちろんオーガニックコットンもありますが。

そう考えると現代社会、環境を考えてなるべく気を付けるしかないのかなと。

 

そもそも日本の気候だとずっとウールは難しいですからね。

そこは無理なく、そして環境を意識して服を選んでいきたいものです。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回は「石油ではなく、ウールを着よう」という広告をみて記事を書いてみました。

あっ、全く宣伝でもないし、「ザ・ウールマーク・カンパニー」さんとは関係なく記事を書いています。誤解しないでくださいね。

 

環境問題難しいですね。

でも意識しないとダメなので、意識し続けることが大事なのではないかと。服を買う、選ぶときにデザインや値段だけでなく、ちょっとだけ環境を意識するだけでも変わるのではないでしょうか。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。