さあ、今回は2109年上期で最高額のアイテムとなりますRING JACKET206のオーダースーツをご紹介します。素晴らしいの一言で本当にテンションの上がるスーツに仕上がってくれました。是非ご覧ください。
過去のオーダーフェアで仕立てたアイテムはコチラ。
今回は2018年の春夏、秋冬に続いて3期連続でオーダーとなりました。過去に仕立てたスーツやジャケットは検索していただくとして、今回の過去記事は以下をご覧ください。前編が注文編、中編は調整編となっております。
オーダースーツの紹介はコチラ!
今回でリングヂャケットでオーダーするのはジャケットを合わせると今回で3回目。2018年は他にもシャツ、ネクタイとオーダーしてリングヂャケットに本当にお世話になりました。
2019年はチャレンジの年にしたいということでリングヂャケット以外も積極的に試していこうと考えておりますが‥やっぱりリングヂャケットは素晴らしいんですよね。お値段も高いんですがそれだけの価値はやっぱりあるなと。
ジャケット
注文したのは生成りのリネンスーツ。リネンはCaccioppoli(カチョッポリ)の「アイリッシュリネン」となっております。アイリッシュリネンと言えば世界でも最高峰のリネン‥この辺はいろいろ説があるんで割愛します。(今では本当の意味でのアイリッシュリネンは存在しないとか)
正直なところ生地見本のリネンを片っ端から見た結果、カチョッポリのアイリッシュリネンが良かったんですよね。
ジャケットにするかスーツにするかも悩みましたが上下別々で使用できるところと、リングヂャケットのトラウザーズに新しい型が増えていてそれが良かったのでスーツにしました。
206でオーダーをしたので手縫いとなっております。上の写真で手縫いならではの柔らかさが伝わりますでしょうか。
ラペル周りはこんな感じ。
ホントに柔らかい表情してますよね~。手縫いの雰囲気が一番わかりやすいポイントです。まぁラペルのステッチだけ手縫いなんてのもあるようですが‥。
あとは生地感ですが、確か目付300gくらいあったと思うのでかなりしっかりしています。ちなみにリネンって春夏のイメージですが涼し気であっても実際には特別に涼しいわけじゃないですよね(笑)
襟の裏はこんな感じ。
この雰囲気好きなんですよね~。襟ヒゲなんて誰が見るわけでもないんですが、やっぱり気になってしまいますからね。
完全にマニアの世界でしょう。
毎回こだわるのはボタン。
今回も安定の水牛です。生成りのリネンなので貝ボタンも良いかなと思いましたが、こっちにして大正解だったなと。
個人的にですがスーツ/ジャケットはボタンがイマイチだと映えないと思っているので超重要なんです。今回は良かった。
マニカカミーチャな肩。
これはいつも通りですね。リングヂャケットは通常ラインもこんな感じです。
トラウザーズ
トラウザーズは穿かないと伝わらないですよね。
そんなわけで今回はディティールとか雰囲気だけお伝えします。
今回もベルトループ無しのサイドアジャスターを選んでいます。2プリーツでインプリーツというクラシックなディティール。
今回も昨年に引き続いてジップフライではなく、ボタンフライを選びました。
これは完全に趣味の世界なのでどちらでも良いと思います。個人的にマシンメイドのトラウザーズを買うならジップ、手縫いのトラウザーズならボタンフライという感じ。
理由は単純で手縫いを選ぶなら「手縫いの仕事」を堪能したいから。
マインメイドなら便利なジップが良いかな。
裾はダブルの4.5㎝です。
ホントにここ1年くらいですかね、ダブルの幅をいろいろ試した結果、4.5㎝が一番好みだということがわかりました。
興味がない型からすると0.5㎜や1㎝程度で変わるの?と思われそうですが変わるんです。これはホント。
5㎝だとちょっと太いな、でも4㎝だと細く感じるなんて普通にあります。これは個人の好みですがその好みが千差万別なんですよね。面白い。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はリングヂャケット2019オーダーフェアの第3弾となります紹介編でした。
恒例のお値段発表ですが‥
410,400(税込) となります!
いやー、人様にリアルでは言えない金額ですよね。ほとんどの人が引くと思うので。
自分が着道楽かはわかりませんが、衣類ではなく趣味にお金を使っていると考えればこんなもんじゃないかと。え?趣味でも高すぎる?ごもっともです。
でも生地も着心地も素晴らしいんですよね。これは経験してみないとわからない世界だと思います。是非読んでいる方も一度既成の206でいいので試して欲しいですね。
ちなみに206フルオーダーでも生地によってはもっと安くなりますのでそこはお間違えの無いようにお願いします。
少しでもオーダーを検討している方の参考になれば幸いです。
今回は以上です。ありがとうございました。