1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

Pitti(ピッティ)に行きたいか?

皆さんは「PITTI UOMO(ピッティウォモ)」をご存じでしょうか。服好きであれば一度は行ってみたいと思わされるイベントですよね。今回はそんなピッティに行きたいか?というお話し。

 

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行きたいか、行きたくないか。

単純な問いであれば「行きたい」ですよね。

 

「PITTI UOMO(ピッティウォモ)」をあまり知らないという方に簡単に説明すると、イタリアのフィレンツェで毎年2回、 1月と6月頃に行われる世界最大の「見本市」となります。

世界中からバイヤーが集まってきて、多くのカメラマンがスナップ写真を撮ることでも有名です。

まぁわかりやすく例えると「お祭り」だと思ってください。

 

そんなピッティに本当に行きたいのか?と考えてみました。

 

 

切っ掛けは一冊の雑誌。

 

赤峰先生からご連絡をいただき購入したのが「アエラスタイルマガジンvol.51」です。

なんでご連絡をいただいたかというと、AkamineRoyalLineのロングホーズが紹介されているからですね。

当ブログでもレビューしました。

世界一の靴下がここにある!AkamineRoyalLineでロングホーズを。 - 1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

 

この雑誌の中で「ピッティはどこへ行く?」という記事があるんですが、読みながらふと「俺は本当にピッティに行きたいのか?」って思ったんですよね。

 

余談ですがこちらの雑誌ですが、周囲の本屋2件周って売ってなかったので諦めてkindleで購入しました。半額以下で購入出来たので情報としてお伝えしておきます。

 

Pitti(ピッティ)に行きたいか?

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ずっと行ってみたいと思っていました。

旅行がてら、勉強がてら‥理由を考えるのは簡単ですが、「行きたい」というのは感情なので理由なんていらないですよね。

理性で考えれば「勉強ってお前何の勉強だよ」と。

ただ趣味でブログやってるやつが?って話しになってしまう。

 

一方で旅行でイタリアに行きたいか?と聞かれれば行きたいけど‥優先順位は?

 

今年の夏に大分に行きましたがめちゃくちゃ良いところだった。

やっぱり日本って凄く良い国だと思いました。

服仲間に会いに神戸にも行きたいし、沖縄でゆっくりするのも楽しいだろう。北海道に美味しいものを食べにも行きたい。北陸だって行ったことないから行ってみたいし、長野で蕎麦を食べるのもいいよね。

 

海外に行くならハワイにも行きたい。やっぱり唯一無二の魅力があります。

あの気候とゆっくりと流れる時間は最高でした。

 

それらと比べて是が非でもイタリアに行きたいのか?ピッティに行きたいのか?

もちろんとても魅力的ですが‥。

 

服飾文化はガラパゴス化してもいいのでは?

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ガラパゴス化って世界標準からかけ離れていることを揶揄する言葉だと思いますが、服ってそもそもそういうものではないか。

和服は日本が誇る文化ですが、これはガラパゴス化したから生まれたものでしょう。

その国の気候、風土と住む人によって特徴がある。

 

日本人って食べ物についてはプライドを持っているというか、イタリアンとかフレンチに日本食が負けていると思ってないと思うんですよ。

一方で服やファッションについては海外ブランドをありがたがるのは何でですかね?

そういう売り方を長年してきたファッション業界が悪い?

 

話しは脱線しますが日本のウイスキーは世界一になりました。

ゼロからウイスキー造りをはじめたとき、スコットランドに勉強に行く竹鶴政孝さんは洋服を着て行きました。つまり洋服の文化はすでにあったわけです。

そして後発でゼロからはじめたウイスキーは世界一になった。

 

もちろん勉強と研鑽の歴史があって世界一なれたのだと思いますが、一方で服飾文化ってどうなのでしょうか?当時よりも進歩しているのでしょうか?

 

良いものを真似る、海外ブランドを真似る、どちらも大切だと思いますがそれだけではダメだと思います。勉強も大事ですがそれだけでもダメ。

ブリティッシュ風がダメとは言いません、ミラノ風がダメともいいません。

でもここは日本で、我々は日本人じゃないですか。

 

勉強はもう十分なのではないか?

日本に住む、日本人による、日本の服飾文化を育むときではないでしょうか。

ふとそんなことを考えました。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回は一冊の雑誌を読んでいたら思考が進んだ結果、こんな記事になりました。

あくまで斉藤さん。という一個人の戯言です。

でも本気でそう思っています。

 

正直イタリア人がカッコいいとか、イギリス人がカッコいいとか思ってません。

ただ培われてきた服飾文化の中で、自分たちに似合う服を着ているのだと思います。

もちろんカッコいい人はいます。

でも日本人だってカッコいい人はいますよね。

 

少し前にとあるYouTubeの動画で日本人が「どうしたらイタリア人みたいにカッコよくなれますか?」なんて聞いてたんですよ。

その回答でイタリア人が言っていたのが「日本人はお米を食べているからダメなんだよ。パスタを食べてうちの靴を履けばいいよ」と言われてその日本人は笑ってました。

それ以降その人が嫌いです。

 

今回は以上です。ありがとうございました。