今回はNUONEの「コットンクシュクシュタートルネックプルオーバー」をレビュー。素晴らしいニットですがもう買えません。興味がある方はご覧ください。
出会ってすぐになくなってしまったニットブランド「NUONE(ヌワン)」。所謂ホールガーメントで作られたニットで、機械で1着丸ごと編まれるため縫い目がありません。そのため肌への当たりがゼロ。
これは肌が弱い人にとって画期的なニットだと思います。実際にNUONEは素肌で着用することを前提としたものでした。
今はもう存在しないブランドですがホールガーメントの良さを伝えることが出来ると思うので興味がある方はご覧ください。このニットに出会えたことでニットに対する考え方が変わったというか、「こういうニットも世の中にはあるんだな」と思わされました。
NUONE(ヌワン)のニットレビューはコチラ。
ご紹介するのはチャコールグレーのタートルネック。
他のカラバリとしてはオフホワイト、カーキがありましたが使いやすそうなチャコールグレーを選びました。当時のNUONEは現在残念ながらメンズアイテムが少なく、このタートルネックもユニセックスな1着となっています。
生地はコットン100%でどちらかといえば春夏のニットですが結構季節とはず着用しています。そのためワードローブの入れ替えでもこれはずっとある状態。秋冬でもインナーとして優秀なので重宝します。
ちなみに商品名は「コットンクシュクシュタートルネックプルオーバー」なのですが、「クシュクシュ」はおそらくですがネックの緩さだと思われます。
タートルネックは一般的にネックを折り返しますがこのニットは折り返さずにクシュっとした緩い雰囲気になります。
本当に縫い目はないのか?
上の写真は脇の部分です。縫い目は全くありません。
裏返して縫い目を確認
写真がちょっと荒くてすいません。縫い目が全くありません。
腕と体のつなぎ目の部分も編み目であって縫い目ではありませんね。わかり難いですかね。別々のパーツを縫い合わせているわけじゃないということです。
普通のニットと比較すると一目瞭然。
他ブランドのニットですが腕の裏表、体の前身頃、後身頃も縫い合わせて作られています。これがダメというわけではなく”普通”です。
NUONEのニットの凄さ、ホールガーメントの凄さが伝わったでしょうか。
縫い目がないと着心地は良いのか?
まずNUONEのニットは素肌で着ることを前提としています。そしてそのために自宅で洗えるニットを作っています。実際に素肌で着てみた感想は‥
素晴らしいの一言に尽きる。
感動する着心地。こういう感動があるから服好きはやめられない。
ユニセックスということで不安もあったのですが、動きやすく着ている感じがしない。そしてコットン100%ということでカシミヤのような柔らかさや滑らかさはないものの、素肌で着ても肌触りが良くてストレスがない。
ニットを手で触った時よりも着た時の方が気持ちいいのは何故だろう。
NUONEを使ったコーディネート紹介。
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175㎝、63kgの斉藤さん。が購入したのは サイズ4 となっております。メンズのMサイズ相当ですね。少し緩めでちょうど良いのサイズ感でした。
ジャケットのインナーに、レザー等のブルゾンに。何にでも合わせることが出来ます。気軽に洗えるので旅行の際に持っていくことも多いですね。
もちろん暖かくなれば1枚で着てもいいし、その場合のトラウザーズはスラックスでもジーンズでもいい。つまりとても汎用性が高いニットだということですね。
NUONEとの出会いは1冊の本
「究極のお洒落はメイド・イン・ジャパンの服」という本の中で紹介されていました。200ページの中で紹介しているブランドはわずか6個。その中の1つとして紹介されていたのがNUONEでした。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はNUONE(ヌワン)のニットをご紹介しました。本当に素晴らしいニットでこれで当時のお値段が 10,584円 って安すぎて驚き。
今まで色々なニットを購入してきて、コスパが一番良いのはユニクロのカシミヤ100%のニットだと思っていました。今現在もそうですがNUONEは勝るとも劣らないニットでした。
最高の着心地のニットがお手頃な価格で購入出来て自宅で洗える。これが凄い。ちなみに手洗い限定なのですが、面倒なのでいつも洗濯ネットに入れて洗濯機で洗っていますが何の問題もありません。
最後に勘違いして欲しくないのは、ベーシックなニットにもその良さがあるということ。機械で一気に編んだホールガーメントは工業製品。手編み機でゆっくりと編まれたニットにはふんわりとした雰囲気があります。それぞれの良さがあると思っておいてください。
今回は以上です。ありがとうございました。