1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

コロナ過を経てファッション業界は変わったのか?

今回はコラム的な内容でお送りします。テーマはコロナ過を経てファッション業界はどうなっているのか。興味がある方はご覧ください。

 

ファッション業界は新型コロナによる影響が色濃く出ました。日本ではレナウンが、そしてアメリカでは200年の歴史を誇るブルックスブラザーズが経営破綻。ファストファッション大手のZARAも1200店舗の閉鎖。

 

それだけいろいろなことがあったファッション業界ですが、コロナ禍をが過ぎて少しは変化したのでしょうか。当ブログではファッション関係のニュースを取り上げることっもありますがあまり変化を感じないのが本音です。

 

 

コロナ禍の2020年ファッション業界の状況は?

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ファッション誌が売れなくなって久しいですね。

2020年当時、そして今も1番力がある媒体はYouTubeではないでしょうか。カッコいいと思う人が動画でレビューしたアイテムに惹かれて購入する。ある意味健全のように思えます。

 

「この人が良いって言ってるんだから良いものなんだろう」

 

動画って雑誌よりもよりダイレクトに伝わってきますよね。文字の良さもあるのですが動画でカッコいい人に上手い語り口調でセールスされると圧倒的に良く見えます。

 

その反面、百貨店とか百貨店中心の大手のアパレル会社は厳しい状況でした。

コロナ禍で店舗に足を運んで購入するというのが難しくなり、オンライン事業が弱い百貨店やアパレル会社を中心に追い込まれていきました。

 

一方であまり影響を受けないどころか好調だったという話しを聞くこともあり、その差を考えさせられた記憶があります。おそらくブログにも書いたような気がしますね。

 

【2020年時点の予想】消費者をだますのが難しい時代になる?

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ブランドで消費者をだますというのが難しい時代になりました。

例えばバーバリーを失った三陽商会は「二匹目のどじょう」を狙っていますが上手くいかずに赤字が続いています。

エルメスのような別格はともかく、名前でものを買う時代というのは終わりつつあるように思います。

 

そして今はYouTubeが一番影響力があるように思えますが、いずれはこれも盛り下がっていくのではないでしょうか。

最近特に酷い動画多くないですか?

 

サステナブルを褒めたたえた口で、ほとんどポリエステルで出来た商品を良いと言う。

 

もちろん違う動画、違うチャンネルで言ってるんですが、そういうのが結構目につきますよね。

雑誌は誰が書いているのか目で見えないのでそういうのが通用したかもしれません。でも動画ってそうじゃないですよね。

Aという動画、Bという動画で全然違うことを言っていたら信用を失うだけですよ。

 

いずれは雑誌のようにただの広告という見られ方をする日が来るかもしれません。

個人的にはすでに多くの動画をバラエティとして楽しむようになり、最後に動画で紹介しているものを購入したのは‥いつだろう。

 

これがファッションビジネスだとしたら、ファッションビジネスって信用を売ることで成り立つビジネスなんだなと思います。

 

【2025年時点の結果】5年経って変化はあったのか?

 

前段の文章は2020年に書いたもの。

そして2025年の現在においても実はあまり変わっていません。情報が溢れる世の中になって、さらにコロナ禍があって一気に世の中変わるのかと思ったのですがファッション業界や消費者はあまり変わっていないと思います。

 

SHEINのように極端に安いブランドが人気を博したりファストファッションは今でも全盛。ポリエステルが50%以上入った某遊び用スーツは20万円。

 

情報がこれだけ溢れる世の中であっても人は信じたいものを信じるのだなと。

 

中には馬鹿馬鹿しくなってファッション界隈から離れた人もいるでしょうし、好きなインフルエンサーを妄信している人もいます。斉藤さん。のようにファッション業界は嫌いだけど服は好きだという人もいます。

 

結局何が正解とかはないのでしょう。自分が幸せならそれでいいわけですから。

斉藤さん。からすれば、ポリエステルが50%以上も入った遊び用のスーツが20万なんてありえない、と思いますがそれを好きだと思う人に「騙されるな!」なんていうのは野暮ですからね。

 

数年前にファッション業界の有名な人が山羊毛の洋服ブラシを魔法のブラシであるかのように謳って売っていました。ブラシは高級感のあるいいものでしたがお値段が3万円くらいしていました。

ドン引きしたのは売り方で、山羊毛のブラシはいいものですがそんな魔法見たいな効果なんかないんですよ。ファッション業界ってこういうことが多いんですよね。

 

今後も生き残って欲しいのは。

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真面目なもの作りをしている企業に生き残って欲しい。

プラスチックの透明なバッグにロゴを書いて「はい1万円です」みたいな企業ではなく、生地や革といった素材や、縫製、耐久性‥消費者に自分たちが作った商品を自信をもって提供できる企業に頑張って欲しい。

 

別に凄いコストパフォーマンスが良いとか、とてつもないクオリティである必要はありません。誠実であって欲しいと思いますね。

 

そういうブランドってあるんですよ。先日も服仲間と万双の話しになりましたが、いくら何でも値上げした方がいいという会話をしました。消費者側が心配になるくらいの価格ですからね。

 

当ブログは微力ですがそういう企業や商品を紹介していきたいと思います。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

2020年に書いた記事を全面的に見直しました。ちょっと書き足りないのでいずれnoteの方で書きたいと思います。コロナショック後はどうなるのかという予想については外れましたね。

 

欧米人向けのスーツをそのまま日本に持ち込んで「これはいいですね~」みたいなことを言っても通用しなくなると思っていたのですが‥あまり変わってませんね。

 

言い方は悪いですが消費者を騙して儲けるようなことも全然行われています。

極端な例ですがマックで普通のハンバーガーが1,000円だったら「高い!」って誰もが思うじゃないですか。でもファッション業界ってインフルエンサーを使ってあたかもそれが超美味いから正当な価格って見せるんですよね。まぁ好みは人それぞれなのでそれで幸せなら全く問題はないのですが。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。