今回はロベルト・コリーナのニットをご紹介。もちろん”ドルチェヴィータ”です。ドルチェヴィータって?と思われた方もそうでない方もご覧ください。
フィレンツェでご馳走になったロベルト・コリーナ氏の手掛けるブランド「ロベルト・コリーナ」のニット。ロベルト・コリーナ氏は食事中も周囲に気を配る笑顔の素敵な方で、偉ぶることもない温和な人柄でした。
別れ際にはご両親と幼いロベルト・コリーナ氏の写真を見せていただきました。いつも持ち歩いているのだとか。両親、家族を大事に、そして友人を大事にする。
そんなロベルト・コリーナ氏に、フィレンツェで一緒に食事をさせていただいた際にご馳走になりまして‥。
こんな素敵な人が作るニットなんだから応援するしかない。
ご馳走にもなったしね。ほんの僅かでも恩返しをしないといけません。主に自分の精神衛生上。
ミドルゲージの”ドルチェヴィータ”をレビュー!
紹介するのはグリーンのミドルゲージタートルネック。
ロベルト・コリーナ氏がタートルネックのことを”ドルチェヴィータ”と言っていたのがとても印象的です。イタリアでは割とそう言うのだとか。
”ドルチェヴィータ”=甘い生活
理由は諸説あるようですが、フェデリコ・フェリーニ監督の映画「甘い生活」が由来と聞きました。それが本当かはわかりません。
生地はウール90%×カシミヤ10%。これを選んだのには理由があって、斉藤さん。がローゲージ、ミドルゲージに求める生地を試すため。正直カシミヤ100%は東京に住む斉藤さん。にはオーバースペックだと感じています。ウール100%だと首周りの肌触りが気になるのでカシミヤ混はどうかと。
あともう1つ選んだ理由が、ロベルト・コリーナ氏が着ていたニットに似てたから。もっとも触っていないのでわかりませんが、写真を見るにカシミヤが入っているのは間違いないかなと。
ネックの雰囲気
まずネックの高さが5.5㎝~6.0くらいで所有しているローゲージ、ミドルゲージのタートルネックで一番好き。
気になる首の肌触りはかなり良いです。ご覧の通りあえてほんの少し毛羽立たせたような仕様なので首に僅かにあたりが感じられます。でも気になるほどでもなく、これがカシミヤの柔らかさなのかもしれませんね。
リブの雰囲気
袖のリブが7.5㎝、裾のリブが6.5㎝ほどでしょうか。結構しっかりと主張するリブですね。ここは完全に好みがわかれるところで、幅が長いと主張が強くなります。アクセントとしてどう考えるかですね。
生地の雰囲気
カシミヤが10%入っていることでかなり柔らかくなっています。ウールだけだとしっかりした感触になりますが、10%とはいえカシミヤをミックスすることでだいぶ柔らかくなっているなと感じました。
サイズ感と着用感について。
175㎝、64㎏くらいの斉藤さん。が購入したのは 46サイズ です。
着心地はかなり良いです。ちゃんと日本人の体に合うパターンになっていると思います。ただ着丈が少し短いかな。あと1㎝~2㎝欲しいと思いました。
ロベルト・コリーナだけでなく、イタリアブランドのニットって着丈短いことが多い印象がありますね。
サイズは48でも良かったかもしれません。ちょっとそんなことも思いますが着心地は上々だし、ジャケットのインナーにも良い感じなので大満足です。
ロベルト・コリーナのニットを使ったコーディネート紹介。
ニットの上に直接コートを着てもいいのですが、ジャケットのインナーとして着る機会が多いですね。ご覧のようにグレーやブラウンとの相性もいいし、ネイビージャケットとの相性もいい。個人的には2枚目が気にいっていて、ジャケットのガンクラブチェック柄にあるグリーンと上手く合わせられたなと。
ニットといえばネイビーやブラックばかりという人には是非試してほしいカラーですね。
まとめ。
いかがだったでしょうか。
今回はロベルト・コリーナのミドルゲージ”ドルチェヴィータ”をレビューしました。ロベルト・コリーナ氏の人柄もあって今後も贔屓にしたいと思うブランドです。
このニット、グリーンの色味がとても良いと感じています。ワードローブに多いブラウンやグレーとの相性が良いのでとても便利なんです。
そういえばロベルト・コリーナ氏に旅行にニットを持っていくときはどんなものを持っていくのかという質問をした際に、「クルーネックとドルチェヴィータ」と仰っていたと思います。参考にどうぞ。
皆様には人柄が素敵なロベルト・コリーナ氏が作っているニットだということを知っていただければと思います。とても良いニットなのでおすすめです。
今回は以上です。ありがとうございました。