1978 -アラフォーからの一生モノ探しー

アラフォーのオッサンが自分のスタイルを探し続けるブログ。

子供や孫に残したいZENITH(ゼニス)シノプシスをレビュー!

今回は時計をご紹介。ZENITH(ゼニス)のシノプシスというちょっと面白い時計。これは一生モノが確定している愛してやまない時計です。是非ご覧ください。

 

購入したのは2014年7月だったと思います。

35歳を過ぎて何か良い時計をと思っていろいろ検討した結果、20代の頃に一目惚れしたゼニスのオープンハートに。中でもシンプルさに一目惚れしたのが今回紹介する「シノプシス」です。

 

ゼニスというブランドは、割と頻繁にモデルチェンジをするイメージがありますが、こちらのモデルも2017年に終了。今はありません。冒頭に書いた”ちょっと面白い”という部分が好みが分かれるのかもしれません。

 

ZENITH(ゼニス)ってどんなブランド?

時計といえばロレックスとオメガ。ゼニスは時計好きなら確実に知ってるブランドですが、時計好き以外にはマイナーなブランドでしょう。

その歴史は非常に古く、創業は1865年で150年を超える歴史があります。

ゼニスには非常に有名なムーブメント(時計の中身)があり、それが”エル・プリメロ”です。ロレックスの有名な「デイトナ」のムーブメントだったことも。

1969年に誕生した古いムーブメントでありながら今なお一線級であり、ゼニスの看板ムーブメントとなっています。

 

そんなゼニスは日本のセイコーが引き起こした”クオーツショック”の際に死に体まで追い込まれました。機械式時計の製造を止め、クオーツ時計のみの製造に切り替える決定をするのですが、金型や道具を売却する際に工房の責任者だったシャルル・ベルモが”エル・プリメロ”の資料や道具を隠したことで後の復活に繋がったというストーリー。「マニュファクチュール」…ムーブメントの設計から製造に至る全ての工程自社で行う数少ないブランドとしてゼニスは評価を得ています。

 

ZENITH(ゼニス)シノプシスをレビュー!

 

2013年?2014年?に発表になったモデル。特徴はクロノグラフ機構(ストップウォッチ機能)に使われる”エル・プリメロ”をムーブメントに採用しつつ、クロノグラフ機構を取り払って3針にしたところ。

 

意味があるのか?

 

まず面白いですよね。意味はともかく「ロマンがある」の一言です。そもそもクロノグラフという機能を使う人はほとんどいないと思います。普通の生活していてストップウォッチを使う機会ってほとんどないですからね。料理くらいでしょうか。

 

わざわざ”エル・プリメロ”を採用した意味としては、1秒間に10振動の高速ムーブメントなので高精度という利点はあります。ただやはり一番はロマンになると思います。

そもそも機械式時計はロマンです。機能性で選ぶならクオーツ時計の方が全然上になりますからね。

 

結構売れていたと思うのですが2017年に生産終了宣言。

このタイミングでゼニスの人気モデルがかなり生産終了になっています。ゼニスというブランドはロレックスと違ってどんどん変えてしまいますね。良いのか悪いのか。

文字盤がシンプルなオープンモデルは貴重だったと思うのですが‥。

 

 

文字盤のサイズは40㎜でご覧のようにオープンハートモデル。

ゼニスの代名詞的なモデルにオープンハートでクロノグラフ機構を備えたものがあります。そちらもいいのですが、クロノグラフ機構がなくなったことで文字盤がシンプルになったこの顔つきに一目惚れしました。

 

 

時計裏はシースルーバック仕様。動いている様を眺めるのもいいものです。

 

 

クロノグラフ機構がないためリューズのみ。クロノグラフがあれば、計測するためのボタン、リセットするためのボタンが付きますが、その機構がないのでリューズのみとなっています。

 

シノプシスを愛している。

 

写真移りの悪い美女、というのがはじめて見たときの感想。一目惚れでした。

タイトルに「子供や孫に残したい」とありますが、死ぬ間際まで譲るつもりはありません。それくらい気に入っています。

 

後ほど写真をお見せしますが、正直自分の腕には少し大きく必ずしも似合っているとは思っていません。それでも「それはそれ、これはこれ」似合っていないからといって愛情が目減りすることはなく、購入してからずっと愛しています。付けるたびに惚れ惚れしています。これはずっと変わらないでしょうね。

 

着用するとこんな感じ。

 

毎回時計の記事を書くときは「コーディネート全体の割合からしたら与える影響は小さい」と述べています。現代において時計は装飾品の立ち位置。

だからこそ文字盤の色やベルトの色を意識することで、コーディネートの完成度を高めることが出来ると思います。

上の写真だとネクタイの色が時計の文字盤、インデックス、ベルトの色と合っています。さらにジャケットのボタンの色も。ここまで考える必要がありませんが、考えてみるのも楽しいですよ。

 

写真をご覧になってサイズ感はいかがでしょうか。これくらいが好きだという人もいるかもしれませんが、個人的にはちょっと大きいと思っています。

 

まとめ。

いかがだったでしょうか。

今回はZENITH(ゼニス)シノプシスをご紹介しました。

時計の魅力の1つは受け継ぐことが出来ることだと思っています。このシノプシスはしばらく譲るつもりはありませんが、いずれは譲ることになるでしょう。それもやっぱりロマン。

 

クロノグラフ機構に使われる”エル・プリメロ”をムーブメントに採用しつつ、クロノグラフ機構をオミットするという暴挙。面白いですよね。そのおかげでシンプルになっているのが良いんです。

 

ロレックスと違い、ゼニスは高騰しているわけではないので、興味がある方は中古で探してみてはいかがでしょうか。好きな人には刺さる、そんな時計だと思いますよ。

 

 

今回は以上です。ありがとうございました。